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ルスタベリ Rustaveli, Shota

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ルスタベリ
Rustaveli, Shota

12世紀のグルジアの大詩人。生年は 1160~70年頃と推定されている。グルジア文学の不朽の名作である叙事詩『虎の皮を着た勇士』 (1180~1210頃) の作者。この詩は,強制的な結婚に反抗する女性ネスタンを助け,正義と幸福のため自己犠牲的に勇敢に戦う3人の勇士が主人公で,3人の心理的内面が描写されている点に新しさがある。インドとアラブの両要素をもち,ヨーロッパの騎士物語との共通点もある。 1712年バフタング4世の監修で刊行された。グルジア語の版は 50もある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ルスタベリ【Shota Rustaveli】

グルジアの詩人。生没年不詳。1160年代末か70年代初めの生れタマラ女王にささげた大叙事詩《豹皮を着た勇士》(1180年代末~1210年代の作)が代表作として世界的に有名。誘拐された美女を3人の勇士が救い出す話で,作者は神への愛,地上の男女の愛,友情,正義,自由を謳歌している。世界各国語に翻訳されており,日本にもロシア語からの重訳がある。ロシア,カフカス諸国やヨーロッパ各地にルスタベリ研究者がおり,1966年9月グルジアで800年記念祭が催された。

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大辞林 第三版の解説

ルスタベリ【Shota Rustaveli】

一二世紀後半~一三世紀前半のグルジアの詩人。詳しい経歴は不詳。彼の作「豹の皮を着た勇者」は複雑な構成を持つ長編叙事詩で、中世グルジア文学の最高傑作とされる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ルスタベリ
るすたべり
Шота Руставели Shota Rustaveli 

生没年不詳。12、3世紀のロシア、ジョージア(グルジア)の民族詩人。チフリス(現、トビリシ)南方のルスタビに生まれ、タマラ女王の宮廷に仕えた。長編叙事詩『虎(とら)の皮を着た勇士』は女王に捧(ささ)げられ、16音節の民族詩の古典的形式シャイリで歌われ、友情、祖国愛、勇気、地上の幸福をたたえ、ジョージア文学の基(もとい)として、現在もなお愛唱される。[中本信幸]
『袋一平訳『虎皮の騎士』(1972・理論社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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