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レイシガイ(茘枝貝) レイシガイ Reishia bronni

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世界大百科事典 第2版の解説

レイシガイ【レイシガイ(茘枝貝) Reishia bronni】

アクキガイ科の巻貝(イラスト)。殻の高さ6cm,幅4cmに達するが,ふつうは高さ4cmくらい。灰黄白色で黒斑があり,堅固で太い。巻きは6階で,各層に2本,大きい体層には4本の太い肋を巻くが,肋上に強く大きい瘤状の節がある。その形が植物のレイシの実に似ているのでこの名がある。殻口は広く大きく,内側は黄橙色。外縁は殻表の肋に応じて湾曲する。ふたは革質。房総半島(太平洋側)と男鹿半島(日本海側)以南,台湾まで分布し,潮間帯から水深20mまでの岩礁にすむ。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のレイシガイ(茘枝貝)の言及

【イボニシ】より

…【波部 忠重】。。…

【イボニシ】より

…また鰓下腺(さいかせん)の粘液を日光にあてると紫色に発色するので,志摩では海女がこれで布に呪文(じゆもん)を書く風習があった。近縁種のレイシガイR.bronni(イラスト)がやはり岩磯に多くみられる。またこの類に近いメキシコ産のサラレイシガイPatellipurpura patulaから鰓下腺の粘液で布を紫色に染める風習が今に残っている。…

【貝】より

…聖書ではツロ)にちなんで,テュロス紫Tyrian purpleと称された。また南アメリカの前10世紀以前のプレ・インカの遺跡でも同じくサラレイシガイやアワビモドキからとった貝紫で染めた布が出土し,現在もメキシコの太平洋岸のオアハカ州では11~3月にサラレイシガイで染色を行っている。日本では紫の染料は植物のムラサキから採取していたので,この技術はとくには発達せず,志摩の海女が布にイボニシなどで印をつけたというくらいである。…

※「レイシガイ(茘枝貝)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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