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レプトセファルス レプトセファルス leptocephalus

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デジタル大辞泉の解説

レプトセファルス(leptocephalus)

《「レプトケファルス」とも》ウナギウミヘビカライワシなどの幼体で、柳の葉形で半透明のもの。変態して稚魚になる。葉形幼生。柳葉形幼生。

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大辞林 第三版の解説

レプトセファルス【leptocephalus】

ウナギ類などの、体が柳の葉に似た葉形幼生のこと。ウナギではこのあと変態してシラスウナギとなる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レプトセファルス
れぷとせふぁるす
leptocephalus

カライワシ下区Elopomorphaの魚類の後期仔魚(しぎょ)の名称。葉形(ようけい)幼生ともいい、体が比較的大きくて柔らかく、透明でヤナギの葉のように左右に薄い形態をしている。ウナギ、アナゴ、ウツボ、ハモ、ウミヘビ、フクロウナギ、フウセンウナギなどウナギ目の仔魚が代表的であり、尾びれが、基底の長い背びれおよび臀(しり)びれと完全に連なる。ほかにカライワシ、イセゴイなどのカライワシ目、ギス、ソトイワシなどのソトイワシ目、トカゲイワシ、ソコギスなどのソコギス目魚類などの仔魚のレプトセファルスは、尾びれが二叉(にさ)し、背びれや臀びれの基底が短い。
 体が伸びる時期のレプトセファルスは、体表にわずかの色素があるだけで、あごにはプランクトンをとるための細くて長い歯がある。この末期には全長は最大となり、普通5~10センチメートル、大きなものでは20センチメートルを超える。南アフリカの沖合水深340メートルで捕獲された、ソコギス類と考えられるレプトセファルスは、体長184センチメートルもあり、仔魚として最長の記録である。ウナギの場合では、生まれて間もない仔魚は全長数ミリメートルで、2日ほどで10ミリメートル前後のレプトセファルス仔魚になり、60ミリメートルぐらいまで成長し、変態してシラスウナギになる。
 レプトセファルスは最大になったころに幼歯が抜けだし、浮遊生活から底生生活へと移行して変態する。変態中に体は丸みを帯びながら縮小し、メラニン色素(黒色色素)が発達して体が不透明となる。ひれも発達し、新しく歯が生えて変態を終え稚魚となる。変態中は底土に潜入して餌(えさ)をとらない。孵化(ふか)から伸長末期までの期間は、長いもので1年またはそれ以上に及ぶ。しかし、一般に変態期間は短くて、アナゴ類では1か月前後、ウミヘビ類では1週間のものもある。レプトセファルス期間が長いことと、この間の仔魚の体が大きく、扁平(へんぺい)であることは、仔魚が海流によって広い範囲に運ばれて、その種の分布域を広める効果がある。また透明な体は目だたないため、捕食者にみつかりにくい。[落合 明・尼岡邦夫]

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