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「ロビイング」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…選挙過程における圧力団体の活動が,この対議会活動の有効性の助長をねらいとしていることはいうまでもない。ここでの圧力団体の活動は,議員に対する直接的接触を通じてその利益の擁護・増進をはかる〈ロビイング〉活動を軸としているが,アメリカでは,このロビイング活動に従事する〈ロビイスト〉が専門的職業として確立し,現在首都ワシントンで活動中のロビイストは,1万5000人を超えると推定されている。圧力団体活動の第3の側面は,対政府活動に見いだされるが,この活動は,20世紀における政治の積極化の進行とともに活発化し,ロビイングの重心は,立法ロビイングからしだいに行政ロビイングへと移ってきた。…
…また,マス・メディアの操作により,世論指導,広報活動もさかんに行う。こうした圧力政治に伴うものとして,専門的ロビイストの活動,すなわち諸団体のために有給で圧力活動を行う専門家としてのロビイストの存在に注目しなければならない。彼らは,正式に司法省に登録され,その会計も公開されるが,元閣僚や元議員でその顔を活用して有力なロビイストになっている者も多い。…
…ロビーはそのための空間の総称であり,ここには西欧の空間にはめずらしい,あいまいさが求められることになる。また,議会で議員が院外者との会見に用いる控えの間をロビーと呼び,このロビーに出入りして議員に働きかける陳情団,圧力団体をロビーあるいはロビイストlobbyistという(ロビイング)。【鈴木 博之】。…
…さらに最近では,世論の理解を求め,その支持の動員をはかる目的での圧力団体の対世論活動の活発化が顕著であるが,この種の圧力団体の活動は,間接的ロビイングとして,立法府や行政府を対象とする直接的ロビイングと対比され,またその大衆志向性から〈グラス・ルーツ・ロビイング〉とも呼ばれている。このようなロビイング活動の担い手としての役割を演じるのが,〈ロビイストlobbyist〉にほかならない。 このようなロビイングは,圧力団体の時代としての現代において,先進民主主義諸国にほぼ共通にみられる現象であるが,その実態は,国ごとにかなり異なっている。…
※「ロビイスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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