デジタル大辞泉 「ロメール」の意味・読み・例文・類語 ロメール(Éric Rohmer) [1920~2010]フランスの映画監督。教師・映画誌編集を経て、1959年に長編第1作「獅子座」を監督。トリュフォーやゴダールらとともに、ヌーベルバーグの中心人物の一人となる。他に「海辺のポーリーヌ」「緑の光線」「友だちの恋人」など。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「ロメール」の意味・わかりやすい解説 ロメール フランスの映画監督。ナンシー生れ。ヌーベル・バーグの作家の一人。《カイエ・デュ・シネマ》誌などで編集・執筆を手がける一方,リセの古典教師を務める。長編第1作はバカンス中のパリを舞台にした《獅子座》(1959年)。1960年代から1970年代にかけて監督した〈六つの教訓話〉の第3話である《モード家の一夜》(1968年)で評価を確立する。〈喜劇と格言劇〉シリーズの一つ《海辺のポーリーヌ》(1983年)でベルリン映画祭監督賞を受賞。古典文学の教養に裏打ちされた台詞と,官能的でみずみずしい映像によって,フランスの男女の日常を描く作品が多い。他に《クレールの膝》(1970年),《満月の夜》(1984年),ベネチア映画祭金獅子賞を受賞した《緑の光線》(1986年),《友だちの恋人》(1987年),《春のソナタ》(1989年)などがある。→関連項目シャブロル 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報