ローゼンブッシュ(英語表記)Rosenbusch, Karl Heinrich Ferdinand

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ローゼンブッシュ
Rosenbusch, Karl Heinrich Ferdinand

[生]1836.6.24. アインベック
[没]1914.1.20. ハイデルベルク
ドイツの岩石学者。シュトラスブルク大学教授 (1873) を経て,ハイデルベルク大学教授となり (78) ,30年以上もその地位にあって,世界中から多くの学生を集めた。バーデンの地質調査所所長も兼ねた (88~1907) 。偏光顕微鏡による記載的岩石学の分野を開拓し,また,火成岩を初めて深成岩,脈岩,噴出岩の3種に区分。また動力変成作用の仮説の提唱,接触変成作用による物質の出入に関する研究など,岩石の成因論的研究の先駆者として大きな業績を残した。主著『岩石学上重要な鉱物の顕微鏡観察』 Mikroskopische Physiographie der petrographische wichtigen Mineralien (1873) 。

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百科事典マイペディアの解説

ローゼンブッシュ

ドイツの岩石学者。ハノーファー生れ。ハイデルベルク大学教授。《主要造岩鉱物の顕微鏡記載学》(1873年),《火成岩の顕微鏡記載学》(1877年),《岩石学綱要》(1898年)などを著し,ツィルケルとともに顕微鏡による記載岩石学を樹立。アルザスの変成岩の研究でもすぐれた業績を残した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ローゼンブッシュ
ろーぜんぶっしゅ
Karl Harry Ferdinand Rosenbusch
(1836―1914)

ドイツの岩石学者。ハイデルベルク大学教授。イギリスのソルビーが創始した偏光顕微鏡による岩石薄片の記載的研究を集大成した。1873年に『重要造岩鉱物の顕微鏡下における諸性質』、1877年には大著『塊状岩石の顕微鏡岩石学』を著した。これらはツィルケルFerdinand Zirkel(1838―1912)の著書とともに、19世紀における岩石記載学の集大成をなすものである。また、変成岩研究の分野では動力変成作用の概念の提唱、シュタイゲル片岩の接触変成作用の研究などの業績がある。とくに後者は、変成作用に際して岩石の化学的組成は事実上変化しないことを明らかにしたもので、近代的変成論の基礎の一つとなった。[橋本光男]

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367日誕生日大事典の解説

ローゼンブッシュ

生年月日:1836年6月24日
ドイツの岩石学者
1914年没

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