ローダー（その他表記）loader

デジタル大辞泉

ローダー（loader）

プログラムを外部記憶装置からコンピューターの記憶領域に読み込むために使用される、記憶領域内に常駐するプログラム。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ローダー

1. 〘 名詞 〙 ( [英語] loader ) 荷物を積み込む機械。特に、岩石や土砂を積み込むものをいう。
   1. [初出の実例]「部分的にはローダーも登場した」(出典：現代日本技術史概説（1956）〈星野芳郎〉六)

出典　精選版 日本国語大辞典

改訂新版　世界大百科事典

ローダー
loader

鉱山や建設工事などで，鉱石やずりなど，ばらものを鉱車やコンベヤなどに積みこむ機械。ずり積機ともいう。

　形式によっては露天掘鉱山や一般工場などでも用いられるが，坑内で坑道やトンネルの掘進に際して爆破された鉱石やずりを鉱車に積みこむために用いられるものが多い。この用途のものは従来，レール上を走行し，圧縮空気モーターまたは電動機で駆動されるものが多かったが，近年は，クローラーやタイヤで走行するものが多くなってきた。また，動力源としても，ディーゼルエンジンを用いるものが増えつつある。次のような形式がある。

（1）バケット式ローダー　チェーンで操作されるバケットとコンベヤとを組み合わせて，鉱石やずりをすくいこんで後方の鉱車に積みこむもので，大型のものが多い。主としてトンネル工事で用いられる。

（2）かきこみ式ローダー　2個のかき寄せアームで，機体前部の斜面上に，ずりをかき寄せて，斜面中央部に開口しているコンベヤで後方に搬出して，鉱車に積みこむもので，クローラーで走行する。

（3）ショベル式ローダー　機体を前進させて，ずりや鉱石の堆積の中にバケットを突きこんですくい上げ，機体を後退させて，後方あるいは側方の鉱車やトラックに積みこむ。最も普通に用いられる形式で，大型のものから小型のものまで各種ある。鉱山の坑道で用いられる小型のものには，レール上を走行するものもあるが，多くはクローラーまたはタイヤで走行する。この形式で，ディーゼル駆動，タイヤ式のものは，ホイールローダーwheel loaderと呼ばれ，機動性に富むので，大型のものは露天掘鉱山で用いられる。中・小型のものは，坑内で用いられることが多いが，最近は，バケットに鉱石を積んだまま，荷降ろし場まで数十mを走行して，運搬機の役割も兼ねる形式のものが増えつつある。
執筆者：西松 裕一

出典　株式会社平凡社「改訂新版　世界大百科事典」

百科事典マイペディア

ローダー

積込機とも。埠頭(ふとう)において鉱石などのばら物を船積みする荷役機械。コンベヤを内蔵し，先端にシュートをもつブームが本体から出ている。ブームは俯仰(ふぎょう)・伸縮・旋回が可能，シュートも伸縮・旋回するものが多く，本体は走行式が普通。ほかに土木用積込機，鉱山用の坑内積込機もある。

出典　株式会社平凡社

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ローダー
Lauder， Sir Harry (MacLennan)

[生]1870.8.4. エディンバラ近郊ポートベロ
[没]1950.2.26. ラナークシャー，ストレイブン
イギリスのコメディアン，歌手。 1900年ロンドンの舞台に現れ，スコットランドやアイルランドの歌で人気を博し，キルト姿とコミカルな持ち味でミュージック・ホールのスターとなった。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ASCII.jpデジタル用語辞典

ローダー

他のプログラムを起動するための機能を持ったプログラムのこと。ローディングプログラムとも呼ぶ。

出典　ASCII.jpデジタル用語辞典

世界大百科事典（旧版）内のローダーの言及

【建設機械】より

…　バケットホイールエキスカベーターbucket wheel excavator周辺に多数のバケットを取り付けた大型のホイールを回転させて，連続的に土砂の掘削を行うとともに，掘削した土砂を，自身に備わったベルトコンベヤに積み込む連続掘削積込専用機械。
【積込機械loader】
トラクターショベルtractor shovelショベルローダーともいう。トラクターに油圧操作によるバケット装置を取り付けたもので，主として，土砂のダンプトラックなどへの積込作業を行う。…

※「ローダー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」