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ワラス Huaraz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ワラス
Huaraz

別綴 Huarás。ペルー中部,アンカシュ県の県都。首都リマの北約 300km,アンデス山脈中を北北西流するサンタ川にのぞみ,標高約 3050m。古くからインディオの文化が栄えた地で,その集落跡にスペイン人が建設。現在も住民は大部分がインディオ。ワイラス谷と呼ばれるサンタ川上流部の谷の中心地で,谷に産する大麦,トウモロコシ,ジャガイモなどを集散する。市内には織物,ビールなどの工業も立地。近くで銀,辰砂,石炭が採掘される。北約 30kmにそびえる同国の最高峰ワスカラン山 (6768m) をはじめ,周辺には万年雪や氷河におおわれた高峰が多く,快適な気候と風光に恵まれるため,観光や登山に訪れる人が多い。しばしば融雪時のなだれや地震に伴う地すべりの被害を受け,特に 1941年,70年の被害は壊滅的であった。ワイラス谷を縦断する道路に沿うとともに,市から西へ延びネグラ山脈を横断する道路により太平洋岸を通るパンアメリカン・ハイウェーに連絡。人口6万 5600 (1990推計) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ワラス【Huarás】

ペルー中西部,アンカッシュ県の県都。人口6万5600(1990)。オクシデンタル山脈中のサンタ川のつくる峡谷カエホン・デ・ワイラスの中心部にある。標高3028m。付近で産出する小麦,トウモロコシなどの農産物の集散地。銀,銅,鉛の鉱山もある。1941年氷河の融水による水害,70年の地震で大きな被害をうけた。ワスカラン山をのぞむ観光地でもある。チャビン文化の遺物を集めた博物館がある。【田嶋 久】

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