一ノ目潟(読み)いちのめがた

日本大百科全書(ニッポニカ) 「一ノ目潟」の意味・わかりやすい解説

一ノ目潟
いちのめがた

秋田県男鹿半島(おがはんとう)北西部の湖。マールとよばれる爆裂火口に水をたたえたもので、近くには同じ成因二ノ目潟三ノ目潟がある。直径約600メートル、面積0.26平方キロメートル、湖面の標高88メートル、深さ42メートル。東岸排水口があり、排水された水は北浦の南西段丘上の約3平方キロメートルの水田灌漑(かんがい)する。八望(はちぼう)台からの景観がよい。

[宮崎禮次郎]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一ノ目潟」の意味・わかりやすい解説

一ノ目潟
いちノめがた

秋田県西部,男鹿半島北西部にある湖。面積 0.26km2周囲 2km,最大水深 42m。標高 87m。マールといわれる爆裂火口に水がたまったもの。周辺の破砕物質の中に縄文土器が混っていることから,約 4000年前の爆発によりできたといわれる。近くに二ノ目潟,三ノ目潟があり,3つのなかでは最大。このマールは,日本では,ほかに鹿児島県の池田湖だけである。戸賀湾を見渡す八望台は男鹿半島の観光の中心地。男鹿国定公園に属する。

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デジタル大辞泉プラス 「一ノ目潟」の解説

一ノ目潟

秋田県、男鹿半島北西部にある淡水湖。マールと呼ばれる爆裂火口湖。付近には同じ成因の二ノ目潟、三ノ目潟があり、一ノ目潟は最も東に位置する。直径約600メートル・面積約0.26平方キロメートルは3つの湖のうち最大。国指定天然記念物。

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