一時に(読み)イチジニ

デジタル大辞泉 「一時に」の意味・読み・例文・類語

いちじ‐に【一時に】

[副]同時に物事が集中して起こるさま。また、短時間に集中して行うさま。一度に。いちどきに。「全山一時に色づいた」「たまった仕事一時にかたづける」
[類語]一気に一挙に一息に一気呵成一度に一斉一時いちどき一遍に一足飛び等しい共に同時に

いちどき‐に【一時に】

[副]一度に。いっしょに。「客が一時に押しかける」「一時に疲れが出る」
[類語]一気に一挙に一息に一気呵成一度に一斉一時いちじ一遍に一足飛び等しい共に同時に

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一時に」の意味・読み・例文・類語

いちじ‐に【一時に】

  1. 〘 副詞 〙 同時に物事が集中するさまや、いっせいに同じ行為をするさまにいう。一度に。いちどきに。
    1. [初出の実例]「仏法と云(いひ)王法と云、一時にまさに破滅せんとす」(出典平家物語(13C前)四)

いちどき‐に【一時に】

  1. 〘 副詞 〙いちどに(一度━)
    1. [初出の実例]「いちどきに二日の物も喰て置〈凡兆〉 雪げにさむき嶋の北風〈史邦〉」(出典:俳諧・猿蓑(1691)五)

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