同時に(読み)どうじに

精選版 日本国語大辞典「同時に」の解説

どうじ‐に【同時に】

連語〙 (「…と同時に」などの形で、接続詞的または、接続助詞的に用いる)
① 先行の事と時を同じにして後続事柄が起こることを示す。それとともに。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※三体詩素隠抄(1622)三「一番どりの、鳴くと同時に起て、みたれば」
前述の事柄とともに後述の事柄をも含むことを示す。とともに。加えて。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一一「慧敏な犬になると、恩義の何たるを解すると同時(ドウジ)に、人語も人情も」
※憲法講話(1967)〈宮沢俊義〉七「選挙制度は、一面において、技術的な性格を有するが、同時に、他面において、高度に政治的な性格を有する」

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デジタル大辞泉「同時に」の解説

どうじ‐に【同時に】

[連語]
(副詞的に用いて)同じ時に。いちどきに。「上下線とも同時に発車する」
(接続詞的に用いて)
㋐それと時を同じにして。そのあとすぐに。「声がして、同時に人が入って来た」
㋑それとともに。「これが短所であり、同時に長所でもある」
(「…と同時に」の形で接続助詞的に用いて)
㋐…すると同じ時に。…するとすぐに。「夜が明けると同時に出発した」
㋑…とともに。…だけでなく、加えて。「他人に厳しいと同時に自分にも厳しい」
[類語]さては然もその上この上かつかつまたなおかつまたおまけに加うるにのみならずしかのみならずそればかりかそれどころかてて加えて更にあまつさえそれに

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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