ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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京都市東山区轆轤(ろくろ)町にあり、真言(しんごん)宗智山(ちさん)派に属する寺。普陀落(ふだらく)山普門院と号する。本尊は十一面観音(かんのん)。西国三十三所第17番札所。951年(天暦5)悪疫流行のため、空也(くうや)が十一面観音像を刻み、洛中(らくちゅう)を引き巡って病気平癒を祈り、これを祀(まつ)って一宇を建立(963)し、西光(さいこう)寺と号したのに始まる。弟子の中信がさらに堂塔を建立していまの寺号に改め、天台別院とした。この地は、源平時代には平家の一族の邸宅が建ち並び、鎌倉時代には六波羅探題が置かれていた。このため幾度か兵火にあい、応仁(おうにん)の乱(1467~1477)にも焼失したが、豊臣(とよとみ)氏、徳川氏の帰依(きえ)によって復興した。現に本堂は室町初期の建造物で、本尊十一面観音立像(秘仏。12年ごとの辰(たつ)年に開扉)、脇侍(わきじ)の地蔵菩薩(ぼさつ)像、四天王像(以上、平安後期)、空也上人(くうやしょうにん)像(鎌倉時代)など(以上、国重要文化財)を安置している。このうち地蔵菩薩は「山送りの地蔵」「鬘掛(かずらかけ)の地蔵」として知られ、空也上人の立像は念仏を象徴した小さな阿弥陀(あみだ)仏像六体が口から出る形式のものとして有名である。そのほか、運慶・湛慶(たんけい)の自作と称する肖像彫刻や、平清盛(きよもり)の像と伝えられる僧形坐像(そうぎょうざぞう)、弘法大師(こうぼうだいし)坐像、吉祥天(きちじょうてん)立像、閻魔(えんま)王坐像(以上、国重要文化財)などがある。12月13~31日には空也踊躍(ゆうやく)念仏が行われる。
[勝又俊教]
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出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
…葬地である鳥辺野に近く,珍皇寺,西光寺などの寺院が建てられていた。空也が開いた西光寺は,その没後六波羅蜜寺と改称された。平安後期の1110年(天永1)平正盛は六波羅蜜寺内に阿弥陀堂を建立したが,このころから六波羅の地名が多く行われるようになった。…
※「六波羅蜜寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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