日本歴史地名大系 「三ノ町」の解説
三ノ町
さんのちよう
三ノ町
さんのちよう
[現在地名]村上市三之 町
町屋敷裏の堀と二ノ丸堀の間に造られた侍屋敷。正保(一六四四―四八)の城下絵図(国立公文書館蔵)には道路の全長が二九七間と記される。寛文七年(一六六七)から宝永元年(一七〇四)の榊原氏在城時には現在の市役所付近に一族の二千四〇〇石の榊原帯刀の屋敷があり、その東向いを三千三〇〇石の村上主殿や一千五〇〇石の竹田重左衛門の大きな屋敷が占めていた。道路の両側には上級武士の屋敷が一八軒並ぶ。また二ノ丸の一部であった北隅の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報