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いけばな

百科事典マイペディアの解説

いけばな

生花,活花の字を当てる。挿花(さしばな)の一技法。花卉(かき),草木を花器にさし,自然美を表す芸術。室町初期,床の間の飾り花として発達し諸流を生む。当時はたて花,すなわち立花(りっか)が主で,江戸期に生花,総称としての花(華)道の名が起こる。
→関連項目家元勅使河原宏

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世界大百科事典 第2版の解説

いけばな

自然の植物を対象素材として,〈挿す〉〈立てる〉〈生ける〉などの作業によって器とともに組みたてられ,日本人の生活空間に自然と人間とをつなぐきずなとして成立し,発展をつづけてきた伝統芸術。花道と総称されたこともあったが,現在では〈いけばな〉の呼称が一般化され,国際的にもイケバナで通用している。
[いけばな成立以前]
 植物としての花の生命力に神の存在を見ようとする素朴なアニミズムを基盤として,民俗学の資料などに見る依代(よりしろ)としての花が,まず日本人と植物とのあいだに成立する。

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世界大百科事典内のいけばなの言及

【池坊】より

…いけばなの一流派。池坊とは,元来,京都六角堂で知られる頂法寺の坊の名であり,六角堂は室町時代には洛陽七観音の一つとして,貴賤の信仰をあつめた。…

【抛入花伝書】より

…いけばなのなかの抛入の啓蒙書。1684年(貞享1)刊。…

【フラワー・アレンジメント】より

…古くはブーケ・アートbouquet artなどと呼ばれていた。これらは日本古来のいけばなに対し〈西洋風いけばな〉として区別して扱われている。フラワー・アレンジメントでは花を対称および非対称に配置するなど幾何学的な象徴性や哲学性を重視し,さらに自由な創意に基づき花の形や色彩の組合せによって,高い装飾性が目ざされる。…

※「いけばな」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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