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三密加持 さんみつかじ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三密加持
さんみつかじ

密教用語。衆生と仏とは本来同一であるから,衆生が身に印を結び (身密) ,口に真言を称え (口密) ,心に本尊を観じる (意密) とき,それがそのまま仏の三密と相応して,仏の加護を受け,仏と同一となること。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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大辞林 第三版の解説

さんみつかじ【三密加持】

〘仏〙 密教で、有相の三密によって修行をする行者の三業さんごうに仏の三密が相応し融合すること。不思議な力が現れ、即身成仏の悟りを得るといわれる。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の三密加持の言及

【加持祈禱】より

…本来密教では加持は如来の大悲と衆生の信心を指し,祈禱は攘災治病等の現世求福を意味するものとして区別されるが,一般には両者は同義に使用される。加持では真言行者が手に印を結び口に真言を誦し心に仏菩薩を観じ,いわゆる三密加持を行う。日本の宮中で平安中期より毎年正月に行われる後七日御修法(ごしちにちのみしゆほう)では東寺長者が加持香水をもって天皇にそそぎかけ安穏を祈念する。…

【密教】より

…《金剛頂経》はシンボリスティックに表現された仏の世界を人間の世界の外側に実在的に措定し,〈象徴されるものと象徴それ自体は同一である〉というその瑜伽(ヨーガ。神秘的合一)の論理に基づいて,三密加持,すなわち,自己の身体的動作によって諸尊の動作を模し(羯摩(かつま)印),口にそれらの真言を誦し(法印),意にそれらを象徴する形象(三昧耶形(さんまやぎよう))を観想し(三昧耶印),かくて自己を実在界(仏の世界)の一個の象徴(大印,マハームドラーmahāmudrā)と化することによって即身成仏をはかるもので,純然たる密教を実現している。 タントラ仏教はかの世界の女性原理を般若波羅蜜(仏母,すなわち悟りを生む智恵)として認識し,それを生身の女性(大印)と同置し,それと性的に瑜伽(合一)することによって中性的真実在の現成(悟り)を期するもので,通常は左道密教として嫌悪されるが,その本質はインド的精神性の原点への復帰現象とみなしうる面をもつ。…

※「三密加持」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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