三日月[町](読み)みかづき

百科事典マイペディア 「三日月[町]」の意味・わかりやすい解説

三日月[町]【みかづき】

兵庫県西部,佐用郡の旧町。千種(ちくさ)川の支流志文(しぶみ)川に沿い姫新(きしん)線が通じる主集落は古くから因幡(いなば)街道の要地で,元禄以降陣屋町であった。地名北条時頼が諸国行脚の際3ヵ月滞在したことに由来するといわれ,時頼ゆかりの最明寺がある。米,ブドウ,シイタケ,花卉(かき)を産する。2005年10月佐用郡南光町,上月町と佐用郡佐用町へ編入。50.19km2。3476人(2003)。

三日月[町]【みかつき】

佐賀県中部,佐賀市の西に接する小城(おぎ)郡の旧町。唐津線が通じる。佐賀平野上の水田地帯で,北部山麓ではミカン栽培が盛ん。古代は多久方面への交通要地で,条里制遺構がある。2005年3月小城郡小城町,牛津町,芦刈町と合併し市制小城市となる。20.53km2。1万1808人(2003)。

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