出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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上国寺
じようこくじ
[現在地名]檜山郡上ノ国町字上ノ国
夷王山の北東麓にあり、日本海に面する。浄土宗寺院。山号は華徳山、本尊阿弥陀如来。東隣に上ノ国八幡宮、南西に勝山館跡がある。寛政元年(一七八九)四月二二日当寺を訪ね、僧から由来を聞いた菅江真澄は「蝦夷喧辞弁」に、天台宗の流れをくむ僧快山が永禄年中(一五五八―七〇)に開創、浄国寺と称した。「ちかき世となりて、なもあみだぶつとなふ寺」となったと記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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上国寺
北海道檜山郡上ノ国町、夷王山の麓にある浄土宗の寺院。山号は華徳山、本尊は阿弥陀如来。寺伝では嘉吉年間の創建とするが不詳。本堂は18世紀半ばの建築と見られ、国の重要文化財に指定。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の上国寺の言及
【上ノ国[町]】より
…石崎川の上流にある上国(じようこく)鉱山は日本でも数少ないマンガン鉱山として知られる。15世紀に和人が蝦夷地進出の拠点として道南に築いた12の砦を十二館と総称したが,そのうち最北に位置した花沢館,松前氏400年の最初の居城となった勝山館(跡地はいずれも国の史跡),同じく中世の夷王山墳墓群(仏教式の火葬墳墓群),北海道最古で15世紀建立と伝えられる上国寺など,史跡,文化財が多い。【奥平 忠志】。…
※「上国寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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