コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

上場遺跡 うわばいせき

2件 の用語解説(上場遺跡の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

うわばいせき【上場遺跡】

鹿児島県出水市上大川内,標高450mの上場高原にある旧石器時代の遺跡で,表土層で縄文式土器も発見されている。池水寛治が発見し,1966年から74年にかけて5次にわたる発掘が行われ,南九州の旧石器時代編年に多くの成果が得られた。表土層の縄文式土器の包含された層の下に,黄褐色のローム質の第2層があり,この第2層の下部を中心として細石刃,細石刃核,爪形文土器が発見されている。また第4層を中心とした黄褐色粘質ローム層では台形石器ナイフ形石器が主体で,削器,搔器も出土している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

上場遺跡
うわばいせき

鹿児島県出水(いずみ)市上場小学校の校庭に所在する旧石器時代の遺跡。出水市東部の標高450メートルの上場高原に立地する。第2層下部から第3層上部へかけて細石刃(さいせきじん)、細石刃核とともに爪形文(つめがたもん)土器が出土し、第4層、第6層からは台形石器、ナイフ型石器、掻器(そうき)、削器(さっき)などが出土している。また第4層に掘り込まれた竪穴(たてあな)住居跡2基が発見され、径3.5メートルの円形と、長径7.3メートルの楕円(だえん)形である。1965年(昭和40)以降数回の調査が行われた。[河口貞徳]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

上場遺跡の関連キーワード出水市鹿児島県鹿児島本線川内川樋脇きばいやんせ肥薩おれんじ鉄道NEC液晶テクノロジー鹿児島工場

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone