上山満之進(読み)かみやま みつのしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上山満之進」の解説

上山満之進 かみやま-みつのしん

1869-1938 明治-昭和時代前期の官僚
明治2年9月27日生まれ。41年農商務省の山林局長となる。熊本県知事をへて大正3年(1914)第2次大隈内閣の農商務次官に就任,米価問題にとりくむ。15年台湾総督につき,金融恐慌発端となった台湾銀行問題の処理にあたった。貴族院議員枢密顧問官。昭和13年7月30日死去。70歳。周防(すおう)(山口県)出身。帝国大学卒。

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防府市歴史用語集 「上山満之進」の解説

上山満之進

 牟礼村[むれむら]の出身で、熊本県知事や台湾総督[たいわんそうとく]、枢密顧問官[すうみつこもんかん]など当時の政府内における重要な職をいくつも務めました。 また、郷土歴史にも関心を持ち、本の執筆に協力したり、忘れられていた史跡を紹介したりするなどしています。防府図書館の前身にあたる三哲文庫[さんてつぶんこ]の建設資金を提供したことでも知られています。

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