不断草(読み)ふだんそう

精選版 日本国語大辞典 「不断草」の意味・読み・例文・類語

ふだん‐そう ‥サウ【不断草】

〘名〙 アカザ科一年草。南ヨーロッパ原産で、中国を経て日本に渡来し野菜として広く栽培される。高さ約一メートル。根葉は太い柄をもち卵形ないし長卵形で大きい。初夏黄緑色の細花を円錐形穂状につける。葉を煮物漬物サラダなどに用いる。四季を通じて葉を食べられることからこの名がある。漢名恭菜。とうぢさ。ふだんな。いつもな。いつもぢしゃ。ちょうせんな。《季・夏》 〔羅葡日辞書(1595)〕 〔大和本草(1709)〕

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デジタル大辞泉 「不断草」の意味・読み・例文・類語

ふだん‐そう〔‐サウ〕【不断草】

ヒユ科の一年草または越年草。高さ約1メートル。葉は大きく細長い卵形で、縁が波形にうねる。雌雄異株。6月ごろ、多数の黄緑色の小花をつける。若葉食用。ヨーロッパの原産、中国から渡来。恭菜。唐萵苣とうぢさスイスチャード

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動植物名よみかた辞典 普及版 「不断草」の解説

不断草 (フダンソウ)

学名Beta vulgaris var.cicla
植物。アカザ科の越年草,園芸植物

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