不浄場(読み)フジョウバ

デジタル大辞泉 「不浄場」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不浄場」の意味・読み・例文・類語

ふじょう‐ばフジャウ‥【不浄場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. けがれのある場所。けがらわしい所。
    1. [初出の実例]「首斬り場のあたり〈略〉『あすこはな、不浄場といってたが、悪い奴ばかりはゐないのだ』」(出典:旧聞日本橋(1935)〈長谷川時雨〉牢屋の原)
  3. 便所。かわや。
    1. [初出の実例]「往来で俄かに腹痛を催した私が、急いで傍にあった大きな建物の門をくぐって不浄場を借りようとすると」(出典:光と風と夢(1942)〈中島敦〉一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android