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東司/登司 トウス

デジタル大辞泉の解説

とう‐す【東司/登司】

《「す(司)」は唐音禅寺で、便所の通称。もとは、東序に属する僧の使用する便所の意。東浄(とうちん)。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

世界大百科事典内の東司/登司の言及

【烏蒭沙摩明王】より

…烏枢瑟摩とも書き,不浄潔金剛,火頭金剛,穢積(迹)金剛,不壌金剛,受触金剛ともいう。いっさいの不浄や悪を焼きつくす霊験のある明王として,死体や婦人の出産所,動物の血の汚れを祓う尊としての信仰が主流で,真言宗や禅宗では東司(とうす)すなわち便所の守護神としてまつられている場合が多い。また密教では烏蒭沙摩変成男子(へんじようなんし)の法と称し,出産前に胎内の女児が変じて男子となる秘法として貴族社会に信仰された。…

【寺院建築】より

…塔は伽藍後方に建てられ,安楽寺塔(上田市)は唐様(禅宗様)による八角三重裳階つきの珍しい例である。座禅修行の場である僧堂(禅室)や清浄のための浴室,東司(とうす)(便所)は東福寺に実例がある。書院などに二階建ての楼もできた。…

【禅宗寺院建築】より

…三門から回廊が出て前庭を囲み,仏殿または法堂に達する。回廊の東には庫院(くいん),浴室,東司(とうす)など,西には僧堂,西浄(せいちん∥せいじよう)などが配される。法堂の北には方丈や客殿があり,伽藍周囲には塔頭(たつちゆう)と呼ばれる子院が置かれた。…

【便所】より

…閑所は鎌倉時代から一般化した語で,戦国武将の屋敷や江戸の奥(屋敷の私的空間)でも用いられた。雪隠は禅寺の便所の扁額に由来する語とされ,便所の位置により東司(とうす),西浄,登司(南),雪隠(北)と呼びわけたという。家屋は多く南面し,便所は一般に家屋の裏の北側に設けられたことから,雪隠の語が近世に広く普及し,今も方言として残っている。…

※「東司/登司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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