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世田谷・一家殺害 せたがやいっかさつがい

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知恵蔵の解説

世田谷・一家殺害

2000年12月31日、東京都世田谷区の会社員宮澤みきおさん(当時44)の一家4人が何者かに殺害されているのが見つかった。新年を迎える準備を進めていた家族が閑静な住宅地で惨殺された事件は、殺害後も長時間現場にとどまるなど犯人の異常な行動も相まって、社会に大きな衝撃を与えた。犯行現場には、柳刃包丁トレーナージャンパーマフラーのほか、犯人の血液付き指紋が残っていたが、容疑者特定に至っていない。警視庁の調べでは、犯人は男で、身長約175cm、10代半ば〜30代で血液型はA型とみられている。成城署捜査本部は遺留品捜査を進める一方、一般から提供された情報をつぶす作業も続けている。犯行時刻は12月30日午後11時前後とされる。宮澤さんと妻(同41)、長女(同8)、長男(同6)を殺した後、被害者宅のパソコンインターネットを見ていた。この間、書類を切り刻んで水を張った浴槽に投げ込み、冷蔵庫からカップアイスクリーム4個を取り出して絞り出すようにして食べ、空のカップを放置していた。06年5月、事件捜査に携わっていた警察署員の重大な怠慢が明らかになった。事件発生から間もない01年5月から04年6月にかけ、当時成城署にいた警部補が、実際には会っていない住民から聞き込みをしたなどとする虚偽の捜査報告書を作っていた。警視庁から虚偽有印公文書作成などの疑いで書類送検され、停職3カ月の懲戒処分を受けて辞職した警部補は、計35通の虚偽報告書を作成、指紋採取では自分や妻の指紋を使っていた。

(緒方健二 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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