中村文則(読み)ナカムラフミノリ

デジタル大辞泉 「中村文則」の意味・読み・例文・類語

なかむら‐ふみのり【中村文則】

[1977~ ]小説家愛知の生まれ。「土の中の子供」で芥川賞受賞。犯罪暴力テーマとする作品が多い。他に「」「遮光しゃこう」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村文則」の解説

中村文則 なかむら-ふみのり

1977- 平成時代の小説家。
昭和52年9月2日生まれ。平成14年「銃」が新潮新人賞,芥川賞候補。16年「遮光」で野間文芸新人賞。17年,虐待をうけた主人公が日常的な暴力・恐怖を克服しようとする姿をえがいた「土の中の子供」が3回目の候補で芥川賞。22年「掏摸(スリ)」で大江健三郎賞を受賞。同作品は,25年ロサンゼルス・タイムズ・ブック・プライズのミステリー・スリラー部門で最終候補5作に入った。26年アメリカの犯罪小説対象の文学賞であるデイビッド・グディス賞を受賞。愛知県出身。福島大卒。作品はほかに「蜘蛛(くも)の声」「悪意の手記」「最後の命」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android