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中村雀右衛門(初代) なかむら じゃくえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中村雀右衛門(初代) なかむら-じゃくえもん

1806-1871 江戸後期-明治時代の歌舞伎役者。
文化3年生まれ。4代中村歌右衛門の弟子。芝蔵,儀左衛門を名のり敵役(かたきやく)をよくし,大坂,江戸,名古屋で活躍する。嘉永(かえい)4年雀右衛門と改名。演技力にすぐれ「実悪(じつあく)の開山(かいさん)」と称された。明治4年8月18日死去。66歳。大坂出身。初名は中村源次。俳名は芝斗。屋号は江戸屋。

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朝日日本歴史人物事典の解説

中村雀右衛門(初代)

没年:明治4.8.18(1871.10.2)
生年:文化3(1806)
幕末期の歌舞伎役者。俳名芝斗。屋号江戸屋。大坂生まれ。4代目中村歌右衛門の愛弟子。初名中村源次。子供芝居のときから敵役専門で,21歳のとき芝蔵と改名して中芝居で修業する。文政11(1828)年23歳で師と共に江戸に下った。6年後に帰坂して大芝居に出,35歳以後はもっぱら大坂大西芝居に出て大役を勤めた。弘化3(1846)年,儀右衛門と改名し名古屋の芝居で活躍した。嘉永4(1851)年帰坂し雀右衛門と改名,このころ実悪大上上吉となった。演技力は優れていたが男ぶりが悪く,しばしば下品だと評された。しかし晩年には「実悪の開山」と称されるほどになった。「夏祭浪花鑑」の義平次,「忠臣蔵」の本蔵など当たり役は多い。2代目は門弟の3代目中村芝雀 が継いだ。

(青木繁)

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