中谷一郎(読み)ナカタニ イチロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「中谷一郎」の解説

中谷 一郎
ナカタニ イチロウ


職業
俳優

本名
中村 正昭(ナカムラ マサアキ)

生年月日
昭和5年 10月15日

出生地
北海道 札幌市

学歴
早稲田大学文学部仏文科〔昭和27年〕中退,俳優座養成所(第4期生)〔昭和30年〕卒

経歴
昭和30年俳優座に入団。同年「森は生きている」で舞台デビュー。34年岡本喜八監督の映画「独立愚連隊」で脚光を浴び、以来同監督作品の常連として「独立愚連隊西へ」「戦国野郎」「ああ爆弾」「大菩薩峠」「日本のいちばん長い日」「沖縄決戦」「ダイナマイトどんどん」「大誘拐 RAINBOW KIDS」などに出演。人間味豊かな性格俳優として多くの脇役を演じ、特に悪役異彩を放った。一方、テレビ時代劇「水戸黄門」では黄門役の東野英治郎の誘いにより、44年の番組開始当初から黄門さまの従者で元忍者の“風車の弥七”役で出演。以来、平成11年第27部で体調不良により降板するまで32年間にわたって唯一の開始当初からのレギュラーとして活躍、黄門さま一行を陰から見守り危機に陥ったときに現れてピンチを救うという役柄で、多くのファンから親しまれた。他の出演に舞台「アントニークレオパトラ」「ウインザーの陽気な女房たち」「去年の夏」「チュリームスクで」「タルチュフ」、映画「用心棒」「切腹」「戦争と平和」「新仁義なき戦い」「金環蝕」「連合艦隊」「ハラスのいた日々」、テレビ「助け人走る」「Gメン’75」「新幹線公安官」「江戸の鷹」などがある。

没年月日
平成16年 4月1日 (2004年)

家族
妻=美苗(女優)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「中谷一郎」の解説

中谷 一郎
ナカタニ イチロウ

昭和・平成期の俳優



生年
昭和5(1930)年10月15日

没年
平成16(2004)年4月1日

出生地
北海道札幌市

本名
中村 正昭(ナカムラ マサアキ)

学歴〔年〕
早稲田大学文学部仏文科〔昭和27年〕中退,俳優座養成所(第4期生)〔昭和30年〕卒

経歴
昭和30年俳優座に入団。同年「森は生きている」で舞台デビュー。34年岡本喜八監督の映画「独立愚連隊」で脚光を浴び、以来同監督作品の常連として「独立愚連隊西へ」「戦国野郎」「ああ爆弾」「大菩薩峠」「日本のいちばん長い日」「沖縄決戦」「ダイナマイトどんどん」「大誘拐 RAINBOW KIDS」などに出演。人間味豊かな性格俳優として多くの脇役を演じ、特に悪役で異彩を放った。一方、テレビ時代劇「水戸黄門」では黄門役の東野英治郎の誘いにより、44年の番組開始当初から黄門さまの従者で元忍者の“風車の弥七”役で出演。以来、平成11年第27部で体調不良により降板するまで32年間にわたって唯一の開始当初からのレギュラーとして活躍、黄門さま一行を陰から見守り危機に陥ったときに現れてピンチを救うという役柄で、多くのファンから親しまれた。他の出演に舞台「アントニーとクレオパトラ」「ウインザーの陽気な女房たち」「去年の夏」「チュリームスクで」「タルチュフ」、映画「用心棒」「切腹」「戦争と平和」「新仁義なき戦い」「金環蝕」「連合艦隊」「ハラスのいた日々」、テレビ「助け人走る」「Gメン75」「新幹線公安官」「江戸の鷹」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android