デジタル大辞泉 「中黒」の意味・読み・例文・類語 なか‐ぐろ【中黒】 1 記号活字の「・」。縦書きの小数点、同種のものの並列の区切りなどに用いる。中点なかてん。2 ワシの矢羽で、上下が白く、中央に黒い切斑きりふのあるもの。黒い部分の大小によって大中黒・小中黒という。3 紋所の名。新田氏の紋で、輪の中に横に黒く太い一線を引いたもの。一つ引両ひきりょう。[類語]点・ぽち・ぽつ・ちょぼ・ちょん・ドット 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「中黒」の意味・読み・例文・類語 なか‐ぐろ【中黒】 〘 名詞 〙① 矢羽の名。鷲の羽の上下が白く、中を褐色とする斑文(ふもん)をいう。黒い部分の大小によって、大中黒・小中黒という。〔文明本節用集(室町中)〕中黒①〈貞丈雑記〉② 紋所の名。幅広の一引両(ひとつひきりょう)をいう。新田氏の紋。[初出の実例]「中黒(なかクロ)の旌にあらざれば、当家の用に詮無し」(出典:太平記(14C後)一四)③ 中央に小点のある記号活字「・」。並列点や縦組の小数点などに用いられる。中点。黒丸。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
とっさの日本語便利帳 「中黒」の解説 中黒 文章に使う点「・」の名前。文章を口で伝える時などに、漢字の「点」などと間違えないように使う。他に、「( )」はパーレン、「…」はリーダーなど。これらのような記号を約物(やくもの)という。 出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報