二クロム酸ナトリウム(読み)にクロムさんナトリウム(英語表記)sodium dichromate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

二クロム酸ナトリウム
にクロムさんナトリウム
sodium dichromate

クロム酸ナトリウムともいう。化学式 Na2Cr2O7 。赤ないし橙色のいくぶん潮解性のある結晶。普通は2水和物,比重 2.52。加熱すると 85℃で無水物となる。無水物の融点 356℃。水に易溶,アルコールに不溶水溶液は微酸性を呈する。有機合成における酸化剤,皮なめし,蓄電池,油脂の脱色,石油精製,クロム酸などのクロム化合物の製造,クロム顔料,腐食防止ペイント,金属表面処理,媒染剤などに用いられる。

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大辞林 第三版の解説

にクロムさんナトリウム【二クロム酸ナトリウム】

橙赤色の結晶。化学式 Na2Cr2O7 二クロム酸カリウムに化学的性質は似るが、水に溶けやすい。革のなめし剤・クロムめっきなどに用いる。重クロム酸ナトリウム。

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世界大百科事典内の二クロム酸ナトリウムの言及

【二クロム酸】より

…酸化クロム(VI) CrO3水溶液を計算量の濃アンモニア水で中和し,濃縮して冷却すると得られる。二クロム酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとの複分解によってもつくられる。橙赤色の単斜晶系柱状ないし板状晶。…

※「二クロム酸ナトリウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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