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五保 ゴホ

百科事典マイペディアの解説

五保【ごほ】

律令制村落内部の隣保組織。唐制の模倣。近隣の五家(五戸のこと)をもって一保を編成したので五保と称する。50戸から成る里(り)の下部組織とされ,治安維持・相互扶助・納税・債務弁済などに共同責任をとらされた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ごほ【五保】

古代律令制下の隣保制。唐制にならったものであるが,日本では唐の隣の制度は継受せず,ただ保の制度のみを採用した。5家(5戸のこと)をもって1保を構成したので五保と称する。保には保長が置かれ,50戸からなる里の下部組織として,保内の相互検察,貢租徴税の確保などの義務が課された。保内の人の他行や止宿者の相互告知,保内の逃走戸の追訪と田地の代耕,租調の代輸などはその一端で,大宝令の注釈書である《古記》は,僻遠の地で25戸以下の場合は里長を置かず,保長をして賦役を催駆せしめるとしている。

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大辞林 第三版の解説

ごほ【五保】

律令制下の末端行政組織。近隣の五戸で構成され、防犯・納税などの連帯義務を負った。 →

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

五保
ごほ

令制(りょうせい)下の末端行政組織。保ともいう。[編集部]

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世界大百科事典内の五保の言及

【保】より

…(1)律令制下で,郷(里)の下に置かれた末端行政組織。5戸をまとめて保とし(五保ともいう),保長のもと治安維持,徴税などについて,連帯責任を負わされていた。702年(大宝2)の美濃国戸籍にみえるのが確実な例であるが,それ以後の籍帳にはほとんどみえず,しだいに地縁的に家を基準にして組織されるようになった。…

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