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亜鉛合金 あえんごうきんzinc alloy

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

亜鉛合金
あえんごうきん
zinc alloy

亜鉛を主成分とする合金。亜鉛の最大用途はトタン板用 (→溶融メッキ ) であるが,合金としてはダイカスト用ザマクという名前で開発された系統の合金で,標準組成はアルミニウム Al4%,銅 Cu0.8%,残りが亜鉛である。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

あえんごうきん【亜鉛合金 zinc alloy】

亜鉛を主体金属とする合金の総称。亜鉛合金として最も重要なのは亜鉛‐アルミニウム(Zn‐Al)系合金で,用途としてはダイカスト用が多い。この合金はザマックZamakとも呼ばれる。亜鉛に約4%のアルミニウムAlと,少量の銅Cu,微量のマグネシウムMgを添加したもので,JISで規定されているZDC1とZDC2もこの系統の合金である。Alは,合金の強さを増し,湯流れをよくするとともに,ダイスなど鋼でつくられているダイカスト設備が溶湯によって浸食されるのを減らす役割もする。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

亜鉛合金
あえんごうきん
zinc alloys

亜鉛を主成分とし、これに少量の他元素を加えて性質を改良した合金。亜鉛は低融点(419.6℃)で鋳造性がよいので、これにアルミニウム、銅を加えた合金はダイカスト用合金として用いられる。この用途では、耐食性を劣化させないために亜鉛地金の純度を高くすることが望まれ、いわゆるフォーナイン(99.99%)以上の地金を使わねばならない。また、亜鉛‐アルミニウム系におこる共析変化を抑えないと枯化現象とよばれる経時割れをおこすので、この阻止のため少量のマグネシウムが加えられている。商品名ザマックマザック、マックといわれるのはこれである。
 亜鉛が低融点のために室温でもクリープ変形をおこすおそれがあることには注意を要するが、銅合金やアルミ合金の用途の一部を置き換えて自動車部品(ラジエーターグリル、気化器、燃料ポンプなど)のほか電気機械部品、建築金物、事務器具、玩具(がんぐ)などに用いられている。ただし、なお耐食性が不十分なので、めっきや塗装をして使うことが多い。[及川 洪・三島良續]

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