交合(読み)コウゴウ

精選版 日本国語大辞典 「交合」の意味・読み・例文・類語

こう‐ごうカウガフ【交合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 親しい交際を結ぶこと。〔杜甫‐奉贈鮮于京兆詩〕
  3. 男女、または雌雄の交接、交配。交媾(こうこう)。媾合。
    1. [初出の実例]「若懃に交合して身を犯せば」(出典:神道集(1358頃)五)
  4. まぜ合わせること。また、まじり合うこと。
    1. [初出の実例]「随筆女ひとは〈略〉或ひは私の生きるうへの評論とか一種の思想とか、小説の原因になるものとかが交合されてゐるかも判らぬ」(出典:女ひと(1955)〈室生犀星〉序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の交合の言及

【性交】より

…男女の心理的・肉体的交わりをいい,具体的には,精子と卵子の結合を図るために,陰茎を腟内に挿入することを指す。動物における交尾と同じであるが,ヒトの場合には〈性交〉という言葉を用い,〈交接〉〈交合〉などともいう。また古くは〈目合(まぐわい)〉などともいわれた。…

※「交合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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