コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

人別改 にんべつあらため

4件 の用語解説(人別改の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人別改
にんべつあらため

江戸時代の人口調査豊臣秀吉人掃 (ひとばらい) や細川藩の人畜改 (にんちくあらため) にみられるように,この時代の初めには人口,家畜,家屋など労働力把握を調査の主眼とする人別改が盛んであったが,その後次第に宗門改と合体し宗門人別改となっていった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

にんべつ‐あらため【人別改】

江戸時代の人口調査。初期には臨時的、部分的であったが、のち、宗門改と合わせて行われるようになり、享保11年(1726)以降は6年ごとに定期的に行われた。人改め。

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

にんべつあらため【人別改】

江戸時代の戸籍調査。初め夫役賦課のための男子の調査が主眼で、のちにキリスト教禁圧のための宗門人別改が広く行われた。また享保(1716~1736)以降には人口調査のため別に六年ごとに全国的に行われた。人改め。

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

人別改
にんべつあらため

江戸時代の領民調査をいう。戦国期から織豊(しょくほう)政権期にかけて、領主が領内の農民を把握する目的で施行したのに始まり、江戸初期には盛んに行われた。元和(げんな)・寛永(かんえい)期(1615~44)に細川氏が小倉(こくら)藩および熊本藩で実施した人畜改と称するものが著名である。これらは農民からの夫役(ぶやく)徴収を目的としたものであって、かならずしも全領民を把握するものではなかったが、やがて1671年(寛文11)宗旨人別帳の作成が制度化されると、宗門改とあわせ行うため全住民が把握されるようになった。これらは藩などの支配領域別のものであるが、1726年(享保11)以降、子(ね)・午(うま)の年ごとの全国的人別改が命ぜられて、初めて全国的人口調査の性格をもつものが実施された。しかしこれも、調査期日に幅があり、農工商のみを対象とし、また15歳以下や被差別民を除外した場合もあって、完全な人口調査とはいえない。[大桑 斉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone

人別改の関連情報