仕切売買(読み)シキリバイバイ

デジタル大辞泉 「仕切売買」の意味・読み・例文・類語

しきり‐ばいばい【仕切(り)売買】

証券会社顧客売買注文に対し、取引所を通さずに店頭において、自己計算でその相手方となって売買すること。
[補説]平成10年(1998)12月の取引所集中義務の撤廃によって、上場銘柄も仕切り売買ができるようになった。

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精選版 日本国語大辞典 「仕切売買」の意味・読み・例文・類語

しきり‐ばいばい【仕切売買】

  1. 〘 名詞 〙 証券業者が取引所を通じないで客と直接に株の売買をすること。委託売買に対するもので、上場株端株(はかぶ)非上場株、または債券に限られる。仕切ばいかい。店頭取引自己売買。仕切。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「仕切売買」の意味・わかりやすい解説

仕切売買
しきりばいばい

単に仕切りともいう。証券業者が客の注文に対して、自らが直接その相手となって店頭において反対売買を行い注文を成立させること。自己売買と同義で、委託売買に対応する。店頭有価証券や上場債券は、一般にこの方法により売買が行われるが、1998年(平成10)12月の取引所集中義務の撤廃によって、相対(あいたい)による取引所外取引が可能になっているため、現在は、上場銘柄であっても仕切売買を行うことができる。なお、仕切売買は生鮮食料品などの卸売市場でも行われている。

[桶田 篤・前田拓生]

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