デジタル大辞泉 「伯楽」の意味・読み・例文・類語 はくらく【伯楽】 《中国の天馬を守る星の名から》中国周代の、馬を見分ける名人。姓は孫、名は陽。1 馬の素質の良否をよく見分ける人。また、牛馬の病気を治す人。2 人物を見抜き、その能力を引き出し育てるのがじょうずな人。「球界の名伯楽」[類語]牛飼い・カウボーイ・牧童・博労・羊飼い 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「伯楽」の意味・読み・例文・類語 はく‐らく【伯楽】 [ 1 ][ 一 ] 古く中国の星の名。天馬を守る神という。[初出の実例]「伯楽(ハクラク)〈略〉伯楽は天の星の名也と古文の注には出たり」(出典:俳諧・類船集(1676)波)[その他の文献]〔星経〕[ 二 ] 「荘子‐馬蹄」などに見える、中国春秋時代にいた馬を見分ける名人。姓は孫、名は陽で、秦の穆公に仕えたという。[初出の実例]「千里雄姿、未レ嘗レ受レ覊。世無二伯楽一、識者為レ誰」(出典:蕉堅藁(1403)題画)[その他の文献]〔韓愈‐雑説〕[ 2 ] 〘 名詞 〙① よく馬の良否を見分ける者。また、馬や牛の病気をなおす者。博労(ばくろう)。〔伊京集(室町)〕② 転じて、人物を見ぬく眼力のある人。[初出の実例]「滝田君は無理に私を論壇に引っ張り出した伯楽である」(出典:閑談の閑談(1933)〈吉野作造〉四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「伯楽」の読み・字形・画数・意味 【伯楽】はくらく・ばくろう(らう) 馬飼い。唐・韓〔雑説、四〕世に伯樂り、然る後千里の馬り。千里の馬は常にれども、伯樂は常にはらず。字通「伯」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の伯楽の言及 【博労】より …馬喰,伯楽とも書く。古くは伯楽の字が用いられ,馬のよしあしを見る人,または馬の病を治療するものを指したが,中近世では牛馬の売買あるいはその仲介を業とするものを意味するようになった。… ※「伯楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by