


伝〕に「
侯の長なり」とあって侯伯の義。卜辞に外方の君長を「虎方伯」のようにいう。金文の〔大盂鼎(だいうてい)〕に「
司四白(伯)」「夷司王臣十
三白(伯)」、また〔宜侯
(ぎこうそくき)〕に「
の七白(伯)、厥(そ)の鬲(れき)千
五十夫を賜ふ」とあり、農耕の管理者を伯とよぶのは、外方伯のなごりであろう。周では兄弟の序列を、伯・仲・叔・季といった。金文の作器者の名に伯懋父(はくぼうほ)・白
父(はくわほ)のようにいう例が多い。
辨色立
に云ふ、阿伯なる
は、
の兄なり。睿乎遲(えをぢ) 〔名義抄〕伯
エイヲヂ 〔字鏡集〕伯 サカシ・カク・カミ・ヲヂ・ニハカ・チカシ・ナガシ・オヤカタ
(覇)peakは同声。白beakは頭顱の形。雄偉の人の頭顱は、記念として保存される風があった。その人を伯という。卜文・金文には白を用いる。
の初文は
。獣屍がさらされて色を失い、白くなる意。月が死魄の状態となることを
という。のち伯に通じて用い、五覇のようにいう。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
「グラーフ」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…民は3種に大別され,第1は侯国の中核となるもので,兵役の負担を課せられる。第2は車馬の管理や技術的任務あるいは下級官職を任務とするもので,伯とよばれる小頭領に率いられる。第3は在地の農民で,主として租税徴収の対象である。…
…その管轄領域がグラーフシャフトGrafschaft(コミタートゥスcomitatus)である。ふつう伯と訳される。フランクのグラーフ制度の起源はローマ末期のコメス・キウィタティスに求められる。…
…
[ヨーロッパ]
古代ローマの貴族には,位階序列を表す称号はなく,ヨーロッパの爵位は,中世・近世においてその発達をみることができる。国と時代により差異はあるが,一般に知られている爵位は,公(デュークduke),侯(マーキスmarquis),伯(アールearl),子(バイカウントviscount),男(バロンbaron)の5位階である(かっこ内は英語)。これらのうち,公と伯の呼称が歴史的に見て最も古く,それぞれ古ゲルマンの軍事統率者であるドゥクスdux(ドイツ語はヘルツォーク,フランス語はデュクduc),フランク国王の統治権とりわけ裁判権を地方管区ごとに執行する役人としてのコメスcomes(ドイツ語はグラーフ,フランス語はコントcomte)とにさかのぼる。…
※「伯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...