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博労 ばくろう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

博労
ばくろう

伯楽または馬喰とも書く。牛馬仲買人伯楽は古代中国の馬の鑑定の達人とも,また馬を守護する星の名ともされ,転じて村々を回って農家から牛馬を買い集め,各地の牛馬市などでこれを売りさばく者をさして呼んだ。また,獣医の普及以前,馬の血取りや治療,あるいは牛の治療などを業とした者にも伯楽の字があてられたが,この場合は「はくらく」と呼ばれた。両者とも馬相鑑定の技術にすぐれていることが必要で,もともと両者は兼ね行われたらしく,その分化はきわめて曖昧である。

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デジタル大辞泉の解説

ばく‐ろう〔‐ラウ〕【博労/馬×喰/楽】

《「はくらく(伯楽)」の音変化》
牛馬の良否を見分けることに巧みな人。また、牛馬の病気を治す人。はくらく。
牛馬の売買・仲介を業とする人。

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百科事典マイペディアの解説

博労【ばくろう】

馬喰,伯楽とも記。名は伯楽(はくらく)のなまりで,伯楽は中国周代の名馬相見とも,馬を守る星の名ともいう。史料上は鎌倉中期から登場する。牛馬の仲買人の称で,大馬喰・子方馬喰(地馬喰)・牛追い(牛回し)・旅馬喰の4種に分けられ,縄張りを定めて自己の営業区域とし,域内の家畜の売買,交換,斡旋(あっせん)を行う。

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世界大百科事典 第2版の解説

ばくろう【博労】

馬喰,伯楽とも書く。古くは伯楽の字が用いられ,馬のよしあしを見る人,または馬の病を治療するものを指したが,中近世では牛馬の売買あるいはその仲介を業とするものを意味するようになった。史料的には《北条九代記》の中に,1280年(弘安3)11月の鎌倉の火災について〈柳厨子より博労坐に至る〉と記されているのが初見で,当時からを形成していたことが知られる。京都では《庭訓往来》に〈室町伯楽〉とあるように五条室町の馬市が有名であり,この馬市で活躍する伯楽は,室町座を形成し,石清水八幡宮駒形神人の支配を受けていた。

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世界大百科事典内の博労の言及

【ウシ(牛)】より

…偶蹄目ウシ科の哺乳類。世界各地で乳用,肉用,役用などに飼われる家畜牛(イエウシ)で,ヨーロッパ系とアジア系(コブウシ系)がある。ウシはまた,バンテンガウアヤクなどの野生牛を含むウシ属Bosの総称,またはさらにバイソンスイギュウを含むウシ亜科Bobinaeの総称ともされる。狭義のウシ(イエウシ)は肩高90cm,体重250kg以下の小型のものから肩高165cm,体重1450kgに及ぶ巨大なものまであり,形態は変化に富むが,すべて後述のウシ科ウシ亜科の特徴を備えている。…

【家畜商】より

…ウシ,ウマ,ブタ,ヒツジ,ヤギなどの家畜の売買や交換・斡旋の事業を営むものをいう。古くは〈ばくろう(馬喰,博労)〉とか〈はくらく(伯楽)〉とも呼ばれ,家畜の良否を見分ける眼を持ち,家畜の流通過程に介在してその取引に関与する。家畜商となるには,家畜商法により個人・法人を問わず都道府県知事の免許を受けなければならない。…

※「博労」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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