伸し上る(読み)ノシアガル

デジタル大辞泉 「伸し上る」の意味・読み・例文・類語

のし‐あが・る【▽伸し上(が)る】

[動ラ五(四)]
1 他をおさえて地位などが急に上がる。「一躍スターダムに―・る」
2 横柄な態度で上へあがる。
「布団に―・り、やあ誰ぞ寝たやら暖かな」〈浄・万年草〉
3 つけあがる。
「―・った面つら見れば」〈浄・淀鯉〉
[類語]現れる・出現する・現出する・登場する・現前する・顕現する・生ずる・現ずる・覗のぞく・出来る・台頭・デビュー・誕生・登板・お目見え・躍り出る・頭角を現す・頭をもたげる

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精選版 日本国語大辞典 「伸し上る」の意味・読み・例文・類語

のし‐あが・る【伸上】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. ① 人の弱みにつけこんでいばる。つけあがる。
    1. [初出の実例]「旦那の身代からにして今のやうな雑言。のしあがった面見れば火に入ことも思はれぬと涙を流すぞ道理なる」(出典:浄瑠璃・淀鯉出世滝徳(1709頃)上)
  3. ② のさばって上へあがる。横柄にかまえて上へあがる。
    1. [初出の実例]「蒲団にのしあがり、ヤア誰ぞ寝たやら暖かな」(出典:浄瑠璃・心中万年草(1710)中)
  4. ③ 他をおさえて地位が次第にのぼる。身代が次第にゆたかになる。
    1. [初出の実例]「もし出世でもしたら仲間への付届、分前取ふと思ふて来た。のらのらとのし上って、旨い目に逢ふな」(出典:歌舞伎・傾城飯綱八文字(1758)大切)
  5. ④ 氷が厚く重なって持ち上がる。

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