デジタル大辞泉 「頭角を現す」の意味・読み・例文・類語 頭角とうかくを現あらわ・す 《韓愈「柳子厚墓誌銘」から》才能・技量などが、周囲の人よりも一段とすぐれる。「めきめき―・してきた若手作家」[補説]「頭角を出す」とは言わない。[類語]現れる・出現する・現出する・登場する・現前する・顕現する・生ずる・現ずる・覗のぞく・出来る・台頭・デビュー・誕生・登板・お目見え・のし上がる・躍り出る・頭をもたげる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「頭角を現す」の意味・読み・例文・類語 とうかく【頭角】 を 現(あら)わす すぐれた才能・技芸などをもち、人に抜きんでる。才覚が群を抜いてめだつ。[初出の実例]「嶄然として頭角を露(アラハ)し、老師皆その大成を期す」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉六)[その他の文献]〔韓愈‐柳子厚墓誌銘〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
故事成語を知る辞典 「頭角を現す」の解説 頭角を現す 大勢の中で、ひときわ目立ち始めることのたとえ。 [使用例] 彼は以前日雇大工をやっていたので補充兵のなかでは作業の面で頭角をあらわして便利がられていたが[野間宏*真空地帯|1952] [由来] 八~九世紀の中国の文人、韓かん愈ゆの文章の一節から。亡くなった友人の柳りゅう宗そう元げんが、若いころからすでに大成していて、科挙の試験にも合格して才能を見せたことを、「嶄ざん然ぜんとして頭角を見あらわす(山がそびえるようにその頭の先を見せた)」とたとえています。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報