コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

佐々木中沢 ささき ちゅうたく

2件 の用語解説(佐々木中沢の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

佐々木中沢 ささき-ちゅうたく

1790-1846 江戸時代後期の蘭方医。
寛政2年生まれ。江戸にでて大槻(おおつき)玄沢に師事し,一関(いちのせき)藩医をへて,仙台藩医学校教授となる。文政5年仙台藩最初の女囚の死体解剖により「解体存真図腋」をあらわした。弘化(こうか)3年4月1日死去。57歳。陸奥(むつ)磐井郡(岩手県)出身。名は知芳。字(あざな)は仲蘭。号は蘭嵎。通称は仲沢ともかく。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

佐々木中沢
ささきちゅうたく
(1790―1846)

江戸後期の蘭医(らんい)。陸奥(むつ)国西磐井(にしいわい)郡萩荘(はぎのしょう)村上黒沢字(あざ)片平(岩手県一関(いちのせき)市萩荘)肝煎(きもいり)弥左衛門の第3子。名は知方(芳)、初名は養三、字(あざな)は仲蘭、中沢、仲沢、蘭嵎(らんぐう)、国春と号す。一関藩医建部清菴(たけべせいあん)に学び、仙台で『西説内科選要』を読んで感服。1815年(文化12)江戸に出て、大槻玄沢(おおつきげんたく)に入門、馬場佐十郎、桂川甫賢(かつらがわほけん)(1797―1845)に蘭方を学んだ。1817年笠間(かさま)藩邸刃傷(にんじょう)事件の治療に参加。一方、松崎慊堂(こうどう)、佐藤一斎、安積艮斎(あさかごんさい)らに漢学を学んだ。玄沢の推薦で一関藩医となり、1822年(文政5)仙台藩医学館創設に際し外科助教となった。同年仙台藩最初の女囚の刑屍(けいし)を解剖、とくに生殖器を詳細に調べ記録した。また同年西日本に流行したコレラの病因を考え対応した。在職3年で退官し開業。経史詩文から書画まで多才で、知友は多い。弘化(こうか)3年4月1日没。墓所は一関市黒沢長泉寺。著作に『存真図腋(ずえき)』『壬午(じんご)天行疫考』『瘍科精選』『増訳八刺要』『和蘭局方』『迎春館遺稿』などがある。[末中哲夫]
『仙台市史編纂委員会編『仙台市史4』(1951・仙台市)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

佐々木中沢の関連キーワード五十嵐又碩江馬松斎小森宗二杉田恭卿杉山帰一広川獬十束井斎西島俊庵三谷泰作村田俊

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone