何彼(読み)ナニカ

デジタル大辞泉 「何彼」の意味・読み・例文・類語

なに‐か【何彼】

代名詞「なに」+代名詞「か」から》種々雑多な事物をまとめていう。あれやこれや。いろいろ。
「ただ大方の御しつらひ、―のことばかりをなむ営ませ給ひける」〈御法
「―の御礼も申さっしゃれと申しまする」〈浄・歌念仏
[類語]なになにかしらなになにこれこれこうこうかようこんなこういうこのようかかるこう斯く斯くしかじか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「何彼」の意味・読み・例文・類語

なに‐か【何彼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 代名詞「なに(何)」に代名詞「か」が付いてできたもの ) 雑多な事物・事態を、包含的に指示する。あれやこれや。いろいろ。
    1. [初出の実例]「今さへ何かと言ふべからず、と云ままにえんにはひ上り給ぬ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む