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作文大体 さくもんだいたい

5件 の用語解説(作文大体の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

作文大体
さくもんだいたい

平安時代後期の漢詩作法書。藤原宗忠編という。1巻。児童のための作詩指南書は古くから多くの学者によって書かれてきたが,それを集大成したもの。詩体,詩病,平仄 (ひょうそく) ,対句などについて説明をしている。

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百科事典マイペディアの解説

作文大体【さくもんだいたい】

平安中期成立の漢詩文制作のための手引き書室町時代まで増補・改訂が繰り返される。漢詩文制作の要点や知識を教える詩学書であり,作詩を学ぶものが平仄(ひょうそく)式などを知る好指針であった。

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世界大百科事典 第2版の解説

さくもんだいたい【作文大体】

通説では,藤原宗忠が出家した息子覚晴のために1108年(嘉承3)に書き与えた漢詩文制作の参考書といわれる。しかし,これは第3次本で,10世紀から11世紀にかけて2次にわたって成立した編者不明の本(韻文,特に詩の作法に関する内容)に,宗忠が増補(散文作法の部分)編集しなおしたものである。現存諸本の源流と目される観智院本は,序,十則(詩を作る際の注意事項),筆大体,詩大体,雑体詩,詩雑例から成る。【川口 久雄

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大辞林 第三版の解説

さくもんだいたい【作文大体】

漢詩文の作法・作例についてしるした書。著者未詳。平安中期頃の成立とされるが、室町末期まで、何人もの手により増補改編がなされた。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

作文大体
さくもんだいたい

平安後期の漢詩文制作のための入門手引書。作者未詳。多くの異本があるが、すべて観智院本(かんちいんぼん)を祖本とする。しかし観智院本自身も段階的に成立したもので、もともとは作詩上の注意と詩の形態を説明した「按題(あんだい)」のみで、書名もこれに対してつけられた。その後、作文上の注意とその形態を説いた「筆大体」、作詩上の注意を細かく説明した「詩本体」「雑体詩」「詩雑例」の項が加わった。東山文庫本に作者として藤原宗忠(むねただ)の名がみえるが、宗忠は同書の「諸句体」の項の筆者で『作文大体』全体の作者ではない。[金原 理]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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