コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

保健学 ほけんがく health science

2件 の用語解説(保健学の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

保健学
ほけんがく
health science

医学,社会学をはじめ,すべての関連分野を健康という目標に向って組立てた総合的応用科学といえる。より具体的にいえば,人間集団を入口として,健康の保持,増進,疾病の予防などを目指す公衆衛生学的アプローチと,個人個人を入口として,多岐にわたる疾病,傷害の治療を中心に行う臨床医学的アプローチとの2本の柱で構成されており,それぞれの基礎分野として,人類生態学,保健管理学,健康教育などの保健諸科学,および基礎医学の各分野が位置している。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

保健学
ほけんがく
health sciences

健康を守り高めるための学問ならびに実践体系をいう。その内容としては、人間を環境のなかで生活するものとして理解し、その生活要因としての環境の解明と、互いに交錯する両者の関連性を健康を守る観点から総合的に把握し、健康を守り高めるための生物的、社会的諸原則を解明することである。さらには、それらの知識に基づいていろいろな生活条件下にある人々に、より健康な生活をもたらすような方法を開発していくことでもある。このためには、きわめて広範で包括的な領域の知識や協力が必要であり、その範囲は臨床医学、基礎医学、心理学、社会学をはじめ、自然科学人文科学にまで及ぶことになる。したがって、保健学のなかでの分科も多岐にわたっている。一例として東京大学医学部保健学科(現健康科学・看護学専攻科)の講座構成をみると、人類生態学、保健社会学、保健管理学、保健栄養学、疫学(えきがく)、母子保健学、成人保健学、精神衛生学、看護学となっている。また、保健学を活動対象別にみると、学校保健、産業保健、環境保健、歯科保健、保健経済、保健法学、国際保健といった多くの分野に分けられる。保健学とほぼ同じ範囲を占める、すなわち近い学問分野ないし活動としてあげられるものに公衆衛生がある。なお、保健と同義語として慣用的に衛生が用いられてきているが(たとえば母子保健と母子衛生は同義に用いられる)、近年は、健康増進だけでなく、さらに広い活動のニュアンスをもつ保健の語が、衛生にかわって使われることが多くなっている。[平山宗宏]
『伊東義一、塚田浩治編『保健学』(1981・学術図書出版社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

保健学の関連キーワード社会医学犯罪社会学文化社会学認識社会学愛はすべての上にすべての石の下に杏林医学会清水義弘森岡清美綿貫譲治

今日のキーワード

日本政策投資銀行

1999年に日本開発銀行と北海道東北開発公庫を統合し、発足した政府系総合政策金融機関。一般の金融機関が行なう金融などを補完・奨励し、長期資金の供給などを行ない、日本の経済社会政策に金融上で寄与していく...

続きを読む

コトバンク for iPhone

保健学の関連情報