デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「信空」の解説 信空(2) しんくう 1231-1316 鎌倉時代の僧。寛喜(かんぎ)3年生まれ。真言律宗。大和(奈良県)西大寺の叡尊(えいそん)にまなび,師の般若寺再興をたすける。叡尊が大御輪寺にうつると,同寺の上首となる。正応(しょうおう)3年師の遺命により西大寺をつぐ。後宇多上皇の帰依(きえ)をうけ,諸国の国分寺を西大寺の子院として付与された。正和(しょうわ)5年1月26日死去。86歳。大和出身。字(あざな)は慈道。諡号(しごう)は慈真和尚。 信空(1) しんくう 1146-1228 平安後期-鎌倉時代の僧。久安2年生まれ。藤原行隆の子。浄土宗。比叡山(ひえいざん)黒谷の叡空(えいくう)のもとで出家。その没後,法然(ほうねん)の高弟となる。元久元年(1204)「七箇条制誡」の執筆役となり,天台宗からの専修念仏圧迫に対処。法然の流罪後は,長老として教団をまもった。安貞2年9月9日死去。83歳。京都出身。字(あざな)は称弁。通称は白川上人。号は法蓮房。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by