光徳沼(読み)コウトクヌマ

デジタル大辞泉 「光徳沼」の意味・読み・例文・類語

こうとく‐ぬま〔クワウトク‐〕【光徳沼】

栃木県日光市、戦場ヶ原の北にある沼。周囲約300メートル、湖面標高約1420メートル。沼はズミ低木に囲まれ、シラカバミズナラなどの群落もある。

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日本歴史地名大系 「光徳沼」の解説

光徳沼
こうとくぬま

みつ岳の南東麓にあり、北から流入したさかさ(光徳川)が流れ出て山裾をめぐり、戦場せんじようヶ原へと向かう。周囲約三〇〇メートル、水深約一メートルの小沼。真夏でも水温が低く、アオミドロが繁茂する。鳥や昆虫が多く、ルリボシヤンマエゾトンボなど高山性トンボの生息地として知られる。東岸にはズミの群落が見られ、近隣のシラカバ林も美しい。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「光徳沼」の意味・わかりやすい解説

光徳沼
こうとくぬま

栃木県北西部、奥日光三岳(みつだけ)(1945メートル)南東麓(ろく)にある小沼。周囲約300メートル。水深は約1メートル。キャンプ場が開設され、6月にはズミの花が美しい。隣接して観光用の光徳牧場があり、湯ノ湖北岸の日光湯元(ゆもと)温泉から引き湯した温泉もある。ここから奥鬼怒(おくきぬ)にスーパー林道が通じる。涸沼(かれぬま)、切込湖刈込湖(きりこみこかりこみこ)を回って湯元に至る家族向きのハイキングコースは道路がよく整備されている。

[平山光衛]


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