入室(読み)ニュウシツ

デジタル大辞泉の解説

にゅう‐しつ〔ニフ‐〕【入室】

[名](スル)
部屋にはいること。「かぎを開けて入室する」「入室禁止」⇔退室
研究室などの一員となること。「助手として入室する」
《「論語先進から》学芸奥義に到達すること。
仏語の室に入り、道を問うこと。また、師から法を相続すること。にっしつ。

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大辞林 第三版の解説

にっしつ【入室】

〘仏〙
禅宗で師の居室に一人ではいり、修行上の教えを受けたり、自己の修行の成果を試してもらうこと。
真言宗で灌頂を受けて、師の仏法を継承すること。 → にゅうしつ(入室)

にゅうしつ【入室】

( 名 ) スル
部屋にはいること。 ⇔ 退室
〔論語 先進〕 学問・芸術の奥義に達すること。
〘仏〙 「にっしつ(入室)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典の解説

にっ‐しつ【入室】

〘名〙 =にゅうしつ(入室)④〔色葉字類抄(1177‐81)〕

にゅう‐しつ ニフ‥【入室】

〘名〙
① へやにはいること。また、へやを借りて住むこと。〔漢書‐賈誼伝〕
研究室など、室と名のつく所の一員としてはいること。また、旧日本軍隊で、休養を要する者として医務室にはいること。〔新時代用語辞典(1930)〕
③ (「論語‐先進篇」の「子曰、由也升堂矣、未於室也」による語) 学問、芸術などの奥義に達すること。
※菅家文草(900頃)二・秋夜宿弘文院「紀司馬以他門去 藤少府因入室留」 〔法言‐吾子〕
④ 仏語。師の室にはいって、道を問い、教えを受けること。また、弟子となって嗣法相続すること。にっしつ。
※性霊集‐二(835頃)大唐青龍寺故三朝国師碑「則大興善寺大広智不空三蔵之入室也」 〔祖庭事苑‐八・雑志〕

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