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入質 いれじち

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

入質
いれじち

今日の占有質に相当する中世法上の用語。質物の占有を債権者に移動するところから,この名が生じたといわれている。この系統に属する質は,近世法においては,一般に質入れと称せられた。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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大辞林 第三版の解説

にゅうしち【入質】

( 名 ) スル
質にいれること。質入れ。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の入質の言及

【質】より

…この点から質に関する社会慣行は複雑化,多様化せざるをえなかった。(2)貸借契約の場合 第1に不動産の質入れには,入質と見質の別があった。入質は契約と同時に質地の占有が貸主に移転するもので,これに2形態あった。…

【本銭返し】より

…この形態は,不動産の解除条件付売渡しである本銭返しと矛盾する元利消却質としての年季売と区別することは困難であるが,当時これも本銭返しとした例がみられる。 このように(3)(4)の本銭返しは,入質(いれじち)と実質的に区別しがたく,本銭返しは売買と質入れの中間形態とされている。この本銭返しの本質が売買か質入れかについては議論の分かれるところであるが,古代の土地売券に使用される〈永売(えいうり)〉も現在の売ると同じではなく,請戻し,買戻しが前提とされていること,本銭返し,年季売などの形態が,中世の関東・東北,九州などの諸地方において一般的土地売却として存在したことなどからいえば,本銭返しは,歴史的には質入形式から売買形式が分離する過程の,なお両者の未分離状態のもとで生まれた形態と位置づけることが可能であり,農民の土地売却形態としては,ひろく近世にも継承された。…

※「入質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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