コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

八仙 はっせんBa-xian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

八仙
はっせん
Ba-xian

中国に伝承される8人の仙人異説もあるが,普通には,鍾離権,張果老韓湘子李鉄拐 (りてっかい) ,曹国舅 (そうこくきゅう) ,呂洞賓の6人に,藍采和 (らんさいわ) ,何仙姑 (かせんこ) の2女仙を加えていう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

はっ‐せん【八仙】

中国漢代の八人の仙人。鍾離(しょうり)・張果老・韓湘子(かんしょうし)・李鉄拐(りてっかい)・曹国舅(そうこくきゅう)・呂洞賓(りょどうひん)・藍采和(らんさいか)・何仙姑(かせんこ)。民間伝承で親しまれ、画題とされる。→飲中八仙
崑崙(こんろん)山の仙人の意》雅楽。高麗楽(こまがく)。高麗壱越(いちこつ)調の小曲。舞は四人舞で、鶴が舞い遊ぶ姿を表す。崑崙八仙。ころはせ。くろはせ。鶴舞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

はっせん【八仙 Bā xiān】

中国,民間伝説のなかの8人の仙人,呂洞賓,李鉄拐(りてつかい)(鉄拐李),漢鍾離(鍾離権),張果老,藍采和,曹国舅(そうこくきゆう),韓湘子,何仙姑をいう(この順序は一定していない)。何仙姑は女仙。この8人は,個別には,すでに唐・の記載にその名が現れているが,八仙グループとして定着するのは,元から明になってからのこと。元代の戯曲ではまだ何仙姑が宋の徐神翁と入れかわっている作品もある。八仙には,実在の人もあれば,架空の人もあり,さらにそれが伝説化して伝えられてきたため,伝記については多様で判然としないものが多い。

はっせん【八仙】

雅楽の舞楽の曲名。高麗(こま)楽の高麗壱越(いちこつ)調。四人舞で文(ぶん)ノ舞(平舞)。《崑崙(こんろん)八仙》ともいう。別名を《鶴舞》。鶴の一群大空に飛びかう姿を舞にしたというが,由来は不明。番舞(つがいまい)は《北庭楽》。冠鶴をかたどった暗緑色の面をつける。この面の口元には金色の木彫の鈴が垂れている。別甲をかぶり,紺地五彩の鯉を刺繡(ししゆう)し絹糸の網でおおった短い袍を着た別装束で舞う。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

はっせん【八仙】

中国の民間伝承にいう漢代の八人の仙人。鍾離・張果老・韓湘子・鉄拐てつかい・曹国舅そうこくきゆう・呂洞賓りよどうひん・藍采和・何仙姑。画題とされる。
唐代の八人の酒仙。 → 飲中八仙
雅楽の一。右方の新楽。高麗壱越調の小曲。四人舞の文舞。仙人を鶴化したもの。崑崙八仙。ころはせ。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

八仙
はっせん

雅楽の曲名。「崑崙八仙(ころばせ)」ともいう。右方高麗(うほうこま)楽に属す。崑崙(こんろん)山に住むという鶴(つる)の仙人(仙禽(せんきん))が8人、下界に降りきたって舞うありさまを表したもの。文の舞で四人舞。高麗壱越(こまいちこつ)調。高麗四拍子の「破」と唐(から)拍子の「急」の2章からなる。「急」では、舞人が互いに袖(そで)をとり、輪になって鶴の群遊する情景を表す部分がある。ここから別名「鶴舞(つるまい)」ともいう。面には口先に金色の鈴がつけられ、舞うごとに鳴るその音が鶴の泣き声を模すという。頭上に鶴の冠を表す色彩鮮やかな扇形の甲(かぶと)をつける。八仙専用の特殊な袍(ほう)には、鯉(こい)の泳ぐ姿が刺しゅうされる。曲は「高麗小乱声(こらんじょう)」ののち舞人が登台し、「高麗乱声」「小音取(こねとり)」「破」「急」の順で奏す。番舞(つがいまい)は『抜頭(ばとう)』『北庭楽』『蘇莫者(そまくしゃ)』など。[橋本曜子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

八仙の関連キーワード崑崙八仙・崑崘八仙アンソニー ウォン雲煙・雲烟高麗壱越調彭城百川海北友松円山応挙郷倉和子結城正明細井広沢民間伝承蓬莱閣蘇莫者美少年永楽宮八仙閣舞楽面紫陽花賀知章池大雅

八仙の関連情報