安代(読み)やすよ

精選版 日本国語大辞典 「安代」の意味・読み・例文・類語

やすよ【安代】

  1. 江戸中期の薩摩刀工。玉置小市ともいい、一平安貞の子。享保六年(一七二一)、宮原正清とともに江戸浜御殿で刀を鍛え、銘に一葉葵紋を用いることを許され、主馬首を受領した。延宝八~享保一三年(一六八〇‐一七二八

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「安代」の意味・わかりやすい解説

安代
あしろ

岩手県北西部、岩手郡にあった旧町名(安代町(ちょう))。現在は八幡平(はちまんたい)市の北部を占める地域。青森、秋田両県に隣接。1956年(昭和31)荒沢、田山(たやま)の2村が合併して町制施行。2002年二戸郡(にのへぐん)から岩手郡に編入。2005年(平成17)岩手郡西根町(にしねちょう)、松尾村(まつおむら)と合併して市制施行、八幡平市となった。旧町域の中央部を走る奥羽山脈分水嶺(れい)として、西方に米代川(よねしろがわ)、東方に安比川(あっぴがわ)が流れ、安代の地名も両河川に由来する。JR花輪線通じる。東北自動車道、八戸(はちのへ)自動車道の分岐点。インターチェンジの設置と結び付いて、安比高原スキー場がオープンし、ホテル、観光農園などを中心とした企業が発足。近くに田山スキー場もある。農林業が主体で肉牛、高冷地野菜の生産、山菜加工などが盛ん。リンドウ栽培は県内一を誇っている。民俗学的にも貴重な資料である「田山盲暦(たやまめくらごよみ)」があり、木版が残っている。

[川本忠平]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「安代」の意味・わかりやすい解説

安代
あしろ

岩手県北西部,八幡平市北部を占める旧町域。青森県,秋田県の両県に隣接する。 1956年荒沢村と田山村が合体し町制。 2005年西根町,松尾村と合体して八幡平市となった。津軽街道 (国道 282号線) の宿駅として発展。域内を奥羽山脈が走り,安比岳 (あっぴだけ) ,七時雨山などの山岳が連なる。地名が由来する安比川は太平洋に,米代川は日本海に流れる。大部分が火山灰土に覆われた標高 400m以上の高原で農地は少ないが,ブナなどの山林資源に恵まれている。特産品としてソバ,マイタケ,牛肉,リンドウがある。南西部の安比岳一帯は十和田八幡平国立公園に属し,JR花輪線赤坂田駅は八幡平の登山口。

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百科事典マイペディア 「安代」の意味・わかりやすい解説

安代[町]【あしろ】

岩手県北西部,岩手郡の旧町。花輪線の荒屋新町が中心。花卉(かき)栽培,葉タバコなどの畑作が盛ん。肉牛の生産,キノコ類の栽培も行う。東北自動車道が通じ,八戸自動車道が分岐する。南西部は十和田八幡平(はちまんたい)国立公園に属する。2002年4月二戸郡から岩手郡に変更。2005年9月,岩手郡西根町,松尾村と合併し市制,八幡平市となる。460.24km2。6405人(2003)。

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改訂新版 世界大百科事典 「安代」の意味・わかりやすい解説

安代[温泉] (あんだい)

長野県北東部,下高井郡山ノ内町にある温泉。横湯川の河畔に位置する湯田中・渋(山ノ内)温泉郷の一つで,この東に渋温泉が続く。弱食塩泉,50~90℃。志賀草津道路によって志賀高原,万座,草津と結ばれ,観光基地,スキー基地としてにぎわう。
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安代 (あしろ)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安代」の解説

安代 やすよ

一平安代(いっぺい-やすよ)

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367日誕生日大事典 「安代」の解説

安代 (やすよ)

生年月日:1680年4月19日
江戸時代中期の薩摩の刀工
1728年没

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