デジタル大辞泉 「六方組」の意味・読み・例文・類語 ろっぽう‐ぐみ〔ロクパウ‐〕【六方組】 江戸時代、万治・寛文(1658~1673)のころ、大小を差し、異様の風体で江戸市中を徘徊はいかいした侠客団。鉄砲組・笊籬ざる組・鶺鴒せきれい組・吉屋組・大小神祇組・唐犬組の6団体があった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「六方組」の意味・読み・例文・類語 ろっぽう‐ぐみロクハウ‥【六方組】 〘 名詞 〙 江戸時代、万治・寛文(一六五八‐七三)の頃、江戸市中を徘徊して威をふるった六方④の徒党で、鉄砲組、笊籬(ざる)組、鶺鴒(せきれい)組、吉屋組、大小の神祇組、唐犬組などと称した者をいう。また、その総称。[初出の実例]「其比六法組とて武士にもあらぬ壮士等大小を帯し立髪にて異風の扮にて徘徊しけるを」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)二二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
山川 日本史小辞典 改訂新版 「六方組」の解説 六方組ろっぽうぐみ 江戸前期,旗本奴・町奴などのかぶき者が結成したさまざまな組の総称。長い両刀をぶっちがいに差し,両手をふって道をのし歩くその六方に出ばる歩き方の特徴から,かぶき者は六方者ともよばれ,また関東弁を主体とする彼らの言葉も六方詞(ことば)と称された。 出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報 Sponserd by