デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「兼次」の解説
兼次(3) かねつぐ
天保(てんぽう)11年生まれ。兼先の子孫。はじめ因幡(いなば)鳥取藩の抱え鍛冶(かじ)となる。明治19年(1886)上京して,伊勢神宮の宝剣を靖国神社境内でつくった。明治43年2月8日死去。71歳。姓は日置。
兼次(1) かねつぐ
伯耆(ほうき)(鳥取県)の人。京都三条派の五条兼永の弟子となり,のち太秦(うずまさ)にすんだ。治承(じしょう)(1177-81)のころに活動したという。兼安とも。
《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...